“互いに愛し合いなさい”

　はじめに、本間神父さま。司祭叙階25周年、本当におめでとうございます!! また、そのような大事な節目に立ちあわせていただいたこと、大変嬉しく思います。
私が神父さまと出会ったのは3年前。新聞記事に最上地方のフィリピン人女性念願の、新庄教会が完成したと紹介されていて、訪問したことがきっかけでした。「神父」は英語で「Father」と言いますが、神父さまは私にとって、まさに“山形のお父さん”のような存在です。神父さまに出会うまで、「神父」というのは偉くて、簡単に話すことができない存在だと思っていました。しかし、本間神父さまは、忙しい中でも相談に乗ってくださり、気軽に「ご飯を食べにいこう」と声をかけて下さったりと、いつも暖かく見守って下さいます。また新庄教会のメンバーで遠出するときは、自ら車のハンドルを握り、疲れた身体にムチ打って、私たち「娘」を喜ばせようとする姿に、ただただ感謝です。 ”リーダーこそ仕える者”ということを神父さまはいつも教えてくれています。

　一方、25周年のミサで神父さまは、『周りの方々の祈りに支えられてここまできた』とおっしゃいました。神父さまがこれまで関わってきた人たち、そして、その人たちの愛が今の神父さまにつながっているんだと痛感しました。人は１人では生きていけません。でも、今は人と人とのつながりが希薄になっている世の中だと痛感します。
本間神父さまをはじめ、山形県内のどの教会も、神様にあって、手をとりあっていけますように。

ヨハネによる福音書15章 「わたしがあなた方を愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟である」。（風間郁乃）