新庄教会画像
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平成27年4月


























































































































  私達は、再び山形に戻ってきた2人の神父、千原神父様と楠神父様を歓迎致します。千原神父は10年という年月を経て、また楠神父は、20年という年月を経て、山形に戻ってきてくれました。あれから長い時間がたっていますが、2人がやっと戻ってきてくれたのを大変嬉しく思います。

 ミサが始まる前に千原神父から、ミサの中でいつも何を歌っているか聞かれました。彼はギターを弾くのがとても上手なので、オタワ修道会の海老沢シスターにも協力してもらって、ミサをあげながら、ギターを弾いていただくことになりました。

 説教の中で、千原神父は神様から教えられたことを話してくださいました。神父は以前、山形にいた頃、忙しさや仕事によるプレシャーのあまりに体調をくずしてしまったというのです。水戸教会で行われた叙階式の時には「人の痛みを分かる」神父になりたいと思ったそうですが、病気になったときには、とても寂しい思いをして、ますます人の痛みが分かるようになったと話していました。

 また神父は、私たちの信仰は、イエス様が復活されたというそのことを信じるだけにとどまってはならない、と話されました。信仰は、私たちを悲しみや無関心、それに臆病さから救い出し、すべて良いものや真実のために立ち上がり、正義や哀れみの心で動くように、私たちを変えるものでなければなりません。そして、私たちだけでなく、私たちの周りの人も変えるものであるべきです。

 千原神父はさらに、トマスについて話をしました。トマスはイエス様が復活したというほかの弟子たちの言葉を信じず、その姿をみて初めて信じました。しかし、イエス様は彼に言いました。「見ないで信じるものは幸いだ」と。私たちはイエス様と物理的に会うことはできませんが、イエス様は私たちの最も深い苦しみや悲しみのときでさえ、いつも一緒にいてくださいます。聖餐を受けるとき、私たちはイエス様を「パン」という形で受け取り、実際にイエス様に触れ、近くに感じることができます。

 ミサのあと、私たちは2人への歓迎と感謝の印として、花束をプレゼントしました。

 そのあと、小さな歓迎パーティーが開かれ、フィリピンの女性たちと、オタワ修道会のシスターたち、それに2人の神父が戻ってきたということを一緒に祝うため、はるばる山形市から参加してくれる人もいました。千原神父がギターでいろいろな曲を弾いてくださり、なかでも楠神父のハーモニカとの合奏で「アメージング・グレース」を披露して下さいました。美しい音色を聞いて、みな目に涙を浮かべていました。

 そして、楠神父におかれては、20年がたってからまた山形に戻ってくることができて、夢のようだと話していました。この教会が建てられるとは思っていなかったので、大変嬉しく思うと話していました。

 千原神父、楠神父、本当にありがとうございます。私たちが主イエス・キリストにあって、心ひとつに、信仰と希望をもって、喜んで互いに分かち合えるようなコミュニティーになることを願っています。

千原神父様、楠神父様 新庄教会へようこそ