主任司祭「千原通明(ちはらみちあき)」(写真左)
助任司祭「楠宗真(くすのきむねまさ)」(写真右)

山形聖マリア幼稚園の子どもたちは毎月一回、お昼のおにぎり弁当で、普段よりも一個おにぎりを減らして貧しい人々のことを思う「やさしさプレゼント」を行っています。子どもたちはこの体験を通してイエス様とイエス様が大切にされた貧しい人々を思い、イエス様の優しさを学んでいるのです。

年末は、一般的にも「歳末助け合い」などがあり、施しが実践されていますが、わたしたちはそこに祈りを込めたいと思います。

思いやりの心と愛の行いが、すべての人の心に光をともしていきますように。そしてこの光の誕生を、主の降誕祭の日に皆でお祝いすることができますように。

 クリスマス(Christmas)とは「キリストのミサ」の意で、キリストの誕生を祝う特別のミサを意味します。

その日はイエス様の誕生日ですから、本来プレゼントをもらうのはイエス様のはず。
教会ではクリスマスまでの4週間を「待降節」と称して貧しい人に施しをしながら過ごすことを伝統としてきました。
それは、「わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである」(マタイ25章40節)とイエス様ご自身が言われたように、貧しい人々の中にイエス様の姿を見て行うことだからです。

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クリスマスの心
(H27.12)主任司祭 千原通明